はじめに、ブレイクダンスとYoutubeについて
Youtubeをはじめ、動画プラットフォームはダンス界に革命を起こした
2007年からYoutubeに動画を投稿しているウインドミルおじさん視点で
2019年現在のYoutubeと今後についての考察、まとめを述べていきたい
Youtubeの収益化について
Youtubeの収益化のハードルは上がり続けており
収益化の最低条件である
チャンネル登録者数1000人以上
過去12ヶ月の再生時間が4000時間以上
これらを通過したレベルで得られる利益は微々たるものと感じている
(当チャンネルでは うまい棒100〜400本/1月 くらいである)
1再生あたりの単価は0.1円というのが定説だが
ジャンルがブレイクダンスの場合、特に単価が低く0.1円に満たない場合も多い
一方、節約系やクレジットカード系、ビジネス系などスポンサーが高単価の広告主である場合は単価が高い
メトロンブログさんのようにYoutubeだけで飯が食えるくらい大成功するスーパーブレイクダンス系Youtuberもいるが
ブレイクダンスというジャンルだけでなく筋トレやフィットネスといったスポンサーがつきやすい層をターゲットにしたことも成功要因と考えられる
違いは何か?
これをやっておけば、もっと収益化できたんだろうなぁというノウハウを公開していく
Youtubeの現状
当チャンネルを開設したのは2007年、Youtube黎明期である
※ヒカキンがチャンネル開設したのは2006年12月
この頃はブルーオーシャンで「ウインドミル 初心者」で検索しても動画はほぼなかったので、ウインドミル講座をリリース後、再生回数は順調に伸びていった
一方、2019年現在では「ウインドミル 初心者」で検索しようものなら、1日では見切れない量の動画が見つかる
教えかたも映像も編集もプロ並みのものが散見される状況である
Youtubeとブレイクダンス
この二つは非常に親和性が良く、今までブレイクダンスで飯を食おうとしたら
・インストラクターをする
・スタジオ経営者になる
・舞台に立ち続ける
・バトルで勝ち続ける
・振付師になる
など、プレイヤーであり続けるか、業界を運営をする側に回る方法が代表的であったが
Youtuberとして動画を配信するという新しい生き方が2010年頃から確立されている
日本では「金稼ぎは悪」と教えられがちだが
そもそもお金がないと生活できないわけで
ダンサーが純粋にダンスで食べていく選択肢が増えることは歓迎すべきであろう
2020年には5Gが開通し、今後動画コンテンツはテレビ以上に身近なものになる
再生回数とは人、世の中に役立った回数であり価値を示し
価値を提供した分だけ、広告主が集まり、お金としてフィードバックされる
お金稼ぎが悪、という考え自体が現代の働き方に合わず、今後バージョンアップされるのである
お金稼ぎは世の中に価値を提供することに等しいといえるだろう
Youtubeで食っていけるダンサーが増えるとどうなるか
今までのダンサーの働きかたは現役で体が動かせる内に稼げるだけ稼ぎ、あとはスタジオ経営者等になる等が一般的だったといえよう
しかし、一度Youtubeにレクチャー動画やダンス動画をアップすれば、国境を超えて、時間も超えて、常に現役ダンサーが最高の練習方法をレクチャーしてくれたり、最高のコンディションのダンスを見せてくれるのである
そこに収益が生まれる
これはYoutubeがなかった時代には考えられないことである
こうして若い内にイベントで功績を残すだけでなく、同時に動画でも何かを残すことで将来にわたって当人に収益をもたらしてくれる
仮にYoutubeがなくなったとしても、核戦争で世界退廃でも起きない限りはインターネットは死滅しないので、Youtube以外の動画プラットフォームは残るだろうし、広告がなくなることもない
ダンサーの方は若い内にYoutubeをやった方が絶対良い
Youtubeでなくとも、スマホやSNSで動画を残すだけでも良いから
歳とってから動画を撮ろうとして、劣化して出来なくなっていたら一生動画に残せない
そして再生回数や評価が指標になる世界では、テレビとYoutubeの逆転現象が起きるだろう
売れっ子Youtuberがテレビに出る時代だが、テレビに出てる人がYoutubeやってないことの方が珍しい時代になるだろう
5Gの実装化によりテレビの立ち位置も少しずつ変わっていくのである
Youtube運営で失敗した11の事例
Youtube投稿については、後になって後悔することが多い
これからYoutubeを始める人がいれば、是非参考にして同じ轍を踏まぬよう気をつけて頂きたい
チャンネル登録者数と総再生回数
当チャンネル、ウインドミルおじさんのbreakdanceblogでは
2019年12月現在
チャンネル登録者数数2250人
総再生回数約190万回
であるが
様々なチャンネルを見ていくと
再生回数が100万を切るものでも、登録者数は1万人を突破するチャンネルもある
その違いは何なのか?やっておけばよかった対策を挙げていく
音楽が著作権に引っかかる
以下動画 ウインドミル講座は130万回以上再生されているが、収益化できていない
理由は、使用楽曲が著作権に引っかかる為である
投稿した後、後ろで流していた音楽が著作権に引っかかり
投稿後に楽曲だけ差し替えたが、差し替えた楽曲がまた著作権違反という地獄(笑)
結局、面倒臭くなりそのままにしてしまったのである
今ではYoutube側が差し替え楽曲に著作権フリーのものを用意してくれているので積極的に使おう
再生数が伸びすぎると音楽が変えられない
100万回以上再生された頃、収益化しないとさすがに機会損失がひどいなと思い
楽曲を差し替えようとしたところ
「この動画は再生回数が多すぎる為、音楽差し替えができません」
というような表示が出て差し替えができなかったのである
楽曲差し替えするなら早めに
ヒット作を出した後が重要
筆者の場合、2010年時点ではウインドミル講座自体が珍しかったのであっという間に再生数が伸びていった
セットでリリースしたウインドミル講座2ですら33万回再生を記録している
動画がヒットし始めた頃こそがチャンスであるが、筆者は何もしなかったのでチャンネル登録者は爆増しなかったと考えている
2010年頃に、ウインドミル講座1と2をリリースしたが、そのまま3,4とシリーズ化していたらさらにウインドミル系チャンネルとしての地位が確立されていたであろう
ヒットした後にはシリーズ化して動画をリリースしよう
サムネイルの文字を右下に入れるとどうなるか
サムネイルについて、例えば以下のように
20パターンwindmill入り
という肝心の【入り】の部分が右下に位置しており、再生時間と重複して見えなくなっている、これだと
20パターンwindmill
のように見えてしまい趣旨が違う動画のように見えてしまう
視聴者はサムネイルを見て動画をクリックするかどうかを決めるので、趣旨が伝わるものを作るのは非常に重要である
※筆者はPhontoというアプリでサムネイルを作成している
Youtubeにはデフォルトのサムネイル掲載機能もあるが、動画中の写真の切り抜きを載せるだけの機能なので、せめてタイトル文字だけでも入れてアップロードしよう
視聴者のことを考えてサムネイルを作成しよう
配信動画のターゲット意識がバラバラ
Youtubeを始めた頃、まさか100万再生も行くとは思わなかったので、好き勝手動画をアップしていた
ウインドミルのレクチャー、猫の動画、ファミマの人形、バトルの動画、練習の動画などなど
ターゲット層がバラバラで、チャンネル登録者もあまり増えないという状態だったといえよう
当チャンネルでいえばブレイクダンスのレクチャーが見たくて訪問されるお客様が多いので、レクチャー特化したものにすべきだったといえよう
視聴者が何を見たくて訪問するのか分析して特化しよう
プレイリストをもっと早くつくればよかった
夜、Youtubeを見ながら寝落ちしたことはないだろうか?気がついたらプレイリストの動画を連続再生したままになっていた経験はないだろうか?
プレイリストの作成により、寝落ちした人のPCで自動で再生されるので、再生数を増やすことに貢献できる
特にシリーズ化しておくと興味を持った視聴者にとっても嬉しいものになる
自分の動画をシリーズ化してプレイリストをつくろう
TOP画面をもっと早くカスタマイズすべきだった
デフォルトのトップ画面になっていないだろうか?
Youtubeではおすすめの動画をトップに固定したり、人気の動画や、プレイリストごとの配置などをカスタムできる
自分のチャンネルでは何を視聴者に伝えたいのか?を念頭に置きながらカスタムするとよいだろう
チャンネルに来てくれた人に対して分かりやすいトップ画面をカスタムしよう
チャンネル名称を親しみやすくわかりやすいものにする
筆者がYoutube始めた頃のアカウント名は ytrytr112 という適当につけた羅列であった
これでは当然視聴者に覚えてもらえない
ウインドミルおじさん、というわかりやすい名前にしたことで、ツイッターやインスタ等でも共通ハンドルネームにしたことで、より多くの人に覚えてもらったり、質問をいただくこともできた
インパクトがあり
何を主に提供しているチャンネルなのか
伝わりやすく、忘れられないものにするといいだろう
視聴者間で話題になるくらいインパクトのあるチャンネル名にしよう
視聴者様からのコメントに反応する
視聴者の気持ちになるため、Youtubeを見る時に、試しにコメントしてみた
コメントするということは、投稿主にコメントを見てもらいたい気持ちが少なからず必ずある訳で
投稿主によるハートがつくと、見てもらえたことがわかって少し嬉しい気持ちになるのである
なので、コメントをもらったらなるべく返すようにしているし、時間がなくてもハートは必ずつけるようにしている
昔はコメント(というかチャンネル)を放置していたので、フィッシャーズのザカオさんからコメントが来ても気づかずに放置していたり
もったいなさすぎる運営をしていたのであった
今では、とびとらさんや、パニクルーのかっさん、こーじさんらからコメントを頂いては舞い上がって嬉々としてコメントを返したりすることで、他チャンネルとのコミュニケーションも取り始めている
こういう流れからコラボも生まれるのではないだろうか
時間がなくてもコメントを見たらいいねとハートを必ずつけよう
動画のエンディングでチャンネル登録を促す
Youtubeラストでおきまりのように見かけるエンディングの「チャンネル登録お願いします」
これがあるかないかで、登録者数は全然違ってくる
実際、自分が動画を見ていても、ラストまで見るということは動画に興味がある訳で
ワンクリックで登録できるように促されると、案外登録してしまうものである
動画ラストにはチャンネル登録お願いします用のテロップをつくっておこう
最後に
収益化について書いたが、そもそもお金稼ぎの手段としてブレイクダンスをYoutubeで配信するのは、正直割りに合わない
100本以上の動画を投稿しても、月にうまい棒100本くらいの時もある
(当チャンネルがしょぼいだけで、もっと上手にやってる人もいるとは思います)
そんな状況でも、動画を定期的に配信しようと思えるのは、実現したいことがあるからだ
それは
「ブレイクダンスが好きだから、ブレイクダンスを広めたい」
ブレイクダンスへの愛に他ならない
これが一番の動機でありモチベーションであろう、定期配信を続けている人の根底にはこの精神が必ずあるのではないだろうか
お金を稼ぐのが目的ならば、大手で労働所得を手に入れるのが一番楽な方法だと思っている
手に入れた労働所得を米国株などの資産運用に回すのも良いだろう
「楽して稼ごう」と思ってYoutubeを始めようとすると、ほぼ失敗する、視聴者のことを考え抜いた底知れぬ努力が必要とされる世界だ
好きなものを広めるためにYoutubeの配信を続けるのが一番のモチベーション
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