はじめに
ブレイクダンスの曲をつないで録音したりする場合、どのような方法があるか?
以下の3パターンを紹介したい
1:スマホだけ (低予算)
2:スマホ + コントローラ (中予算)
3;PC + コントローラ (高予算)
スマホだけで完結する場合
“djay”アプリがおすすめ
基本無料で使用可能
スマホに入っている楽曲を左側ターンテーブルと右側ターンテーブルに読み込ませて再生可能
レコード箇所をタッチすればスクラッチ操作も可能
レコーディングも可能なため、低予算でシームレスな曲のつなぎが実現できる
スマホをもっていて、スマホに曲が入っていれば曲をつなげる
スマホ + コントローラ
先に紹介したdjayアプリに併せてコントローラを購入すると
例えばiPhone + DDJ-400(コントローラ)をライトニングケーブルで繋げば出来上がり
スマホ+コントローラだけでDJシステムが構築できるすごい時代
まずはスマホにdjayをいれてみて、興味があればコントローラも購入してみると面白いかもしれない
おすすめコントローラはDDJ-400 シェアも広く信頼できるパイオニア製品
PC + コントローラ
筆者が練習会や、たまに呼ばれるダンスイベントのDJで使用するシステムである
最も汎用的で、安定したやり方と思われる
オススメのセットは以下、詳細を綴っていく
安くする場合
MacBookAir + SeratoDJPRO + DDJ-SB3
高くてもよい場合
MacBookPro + SeratoDJPRO + DDJ-SX
※所感ではあるが、ブレイクダンスイベントの現場では
ターンテーブルを使用したPCDJ環境を実現するScratchLiveが使用されることが多い
だが、ターンテーブルの選定、針の手入れ、曲頭出しの難易度、持ち運びの大変さ
そしてハード購入予算が最も高くなることなどの理由から、ここでは割愛させて頂く
Serato DJ PRO (PC上で動作するDJ向けソフトウェア)とは
PCDJをする上で、コントローラだけでは使えない、コントロールするソフトが必要である
Serato DJはDJやってる人ならほぼ使ったことある汎用性のあるソフトウェア
PCに入った楽曲(itunesで購入したmp3ファイルなど)を読み込んでくれる
itunesのプレイリストと同期してくれるので、itunes使いに人気
2つのターンテーブル、再生、停止、スクラッチ等の基本機能を持ち
PCDJコントローラからの入力に従って動作する
Serato DJ Introなどの無償版はコントローラに付属してくることもあるが
録音機能がなかったり、2トラックの機能を持っていなかったりするので
基本はSerato DJ Proをコントローラと併せて購入するのがオススメ
定価だと¥16800くらいだが、セットだと¥10000程度のものもある
コントローラとは
PCとつないで使用する
ユーザが直接コントローラをスクラッチすれば、スクラッチした信号がソフトウェアに伝わり
ダイレクトにソフトウェアの楽曲を操作できるようにするもの
コントローラには、使用できるソフトウェアが限定され
ここで紹介するのはPioneerのDDJ-SBとSX
これらのコントローラはSeratoDJに対応しておりどちらも使い勝手がよい
PCの役割とは
SeratoDJ等のDJ用ソフトウェアをインストールし
コントローラとUSBでつなぐことで
ソフトウェアとコントローラの橋渡しをしてくれる存在となる
WindowsかMacが一般的に対応しているが
筆者はMacを強烈に勧める
WindowsPCの場合は、裏で何かしらのアプリが動いていたり、裏で謎のアップデートが始まったり
PCの動作を邪魔をしてくることも多いのである
Macはとにかく安定性が強く、認識も早く、多くのDJが使用している
一番のオススメはmac book proである
mac bookを安く手に入れる方法
Appleが整備済み品というものをリリースしていることをご存知だろうか
市場に不具合品として出たものをAppleが回収し
部品交換により不具合を修正した後、出荷テストでOKが出たものを
安価な値段で販売してくれるサービスである
保証も新品同様のサービスが付くうえ、Appleから直接購入するので安心である
注意点は、日々在庫が更新されるので
欲しいものがあれば、在庫が入荷されるかどうかを以下サイトに定期的にみにいく必要がある
新品よりも数十パーセントはお買い得になるので
人気品はすぐ売り切れてしまうので要注意
コントローラ紹介 / DDJ-SB3 Pioneer
Pioneerのリリースするコントローラでも導入編で安価な部類
とはいえ、筆者も初代DDJ-SBを使用していた時期があったが
初心者がPCDJをするにはうってつけのコントローラと言える
既にSB3までリリースされている模様
またSeratoDJPROのライセンス付きで¥30000代のものもある、お得に購入するのにはオススメである
メリット:
価格帯が安い
この価格帯にしては、一通りの機能が備わっておりスクラッチも可能
USB給電だけで動作するので、コンセント不要
軽くて持ち運びが楽
デメリット:
高級機と比較すると、スクラッチ板が小さく、操作ボタンなども小さめ
上位機種と比較するとフェーダーなどが若干壊れやすいので、ぶつけないように注意が必要
コントローラ紹介 / DDJ-SX Pioneer
PioneerのリリースするDJコントローラでも最上級モデル
DDJ-SXシリーズは3まで出ている為
初代DDJ-SXは、中古品であればやたら安くなっている
定価は20万を超えるのだが、Amazon等で調べれば7万以下で購入できるものが多数散見される
初代だからといっても使い勝手はよく、筆者が練習会で常用しているのもこちらのモデルとなる
メリット:
レコードインタフェース部分(スクラッチ箇所)が大きく触りやすい
レコードの回転速度にあわせて擬似的にライト表示されるのは便利
スクラッチがやりやすい、触ったときの精度も抜群
Roll等、ほか機種にないサンプラー機能が豊富
ひとつのDJコントローラに二台のPCがつなげる為、DJが入れ替わる時に曲をシームレスにつなげる
重量があり頑丈
デメリット:
値段が高め
デカくて重いので持ち運びが大変、場所をとる
USBから給電できないのでコンセントが必要になる
スピーカー
筆者が練習会で使用実績のあるベリンガー社のものを紹介
アンプ内蔵スピーカなのでDJコントローラから直接スピーカーにケーブルをさせば使用可能
以下、200ワットのスピーカであるが体育館でDJプレイをする程度であれば、二つあれば十分と言えよう
筆者使用のものは550ワットだが、正直音がでかすぎてせいぜい1/5程度の音しか出力させていない
そんなにでかい音を求めていないのであれば、以下のようなJBL ChargeのBluetooth対応スピーカーがおすすめである
数人の練習であれば十分カバーできる音量であり
バッテリーも長持ち、bluetoothでスマホ接続してMixなんかも流せるし
もちろんケーブルを使ってコントローラと接続、モニタスピーカーとしても使えるので勝手が良い
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